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1分毎の大爆発!インドネシア火山島にドローンで接近!(動画)

ものすごい迫力!インドネシアの火山島アナック・クラカタウ(Øystein L. Andersen)

 噴火活動が激化するインドネシアの火山島アナック・クラカタウについて、ノルウェー人火山写真家がドローンによる接近撮影に成功した!3日間かけた映像には、激しく飛び散るマグマや溶岩弾や、斜面を雪崩のように下り落ちる溶岩流が克明に記録されている。

 

 スマトラ島とジャワ島の間のスンダ海峡に位置するアナック・クラカタウ島では、今年6月20日の爆発以来、連日、爆発的噴火が続いている。

 

 アグン山やシナブン山など、インドネシアの火山を専門とする写真家で映像作家のオイスタイン・アンダーソン(Øystein L. Andersen)さんは、今月4日から6日にかけてクラカタウ諸島のラカタ島を拠点にロケを敢行。

 

 似たような名前がたくさん出てくるので紛らわしいが、スンダ海峡には、ラカタ島、セルトゥン島、ラング島といった複数の島々が存在し、その総称がクラカタウ諸島だ。かつてこの海域には直径15キロほどの巨大火山島(旧クラカタウ島)があったが、噴火活動で消滅。外輪山として3つの島が残った。

 

 1883年、ラカタ島の水蒸気爆発を機に、3つの火山島が同時に爆発。このとき発生した火砕流は海上40キロを超えて隣のスマトラ島に達し、津波が周辺の島々を飲み込み、3万6000人以上が死亡。2004年のスマトラ島沖地震が起こるまでは、インド洋最大の津波災害だとされ、地質学史上、5本の指に入る爆発規模だったと言われる。

 

 

 この歴史的大爆発でできた海中カルデラが、半世紀後の1927年に再び噴火して誕生したのが、「クラカタウ島の子供」を意味するアナック・クラカタウ島。海抜505メートルの火山島だが、火山の歴史を知る人にとっては、注目の存在だ。

 

 アンダーソンさんの撮影期間中、アナック・クラカタウからは1分おきに雷鳴のような爆発音がとどろき、その音はジャワ島の海岸まで響き渡った。

 

 6月に噴火が始まって以来、山頂の南斜面には、新たに円錐形の溶岩ドームらしき地形が生まれ 、火山灰を含む黒い噴煙を断続的に放出。激しい爆発になると、大量の溶岩弾が火口上空400メートルまで飛散し、一部は海上に落下。

 

 

 アンダーソンさんはインドネシア政府が禁止している火山の半径2キロ範囲の立ち入り禁止区域外を航行する船の上から撮影を続けていたが、海に流れ込む溶岩流から立ち上るガスの匂いもはっきり感じたという。

 

 日が落ちた後の火山島は、さらにドラマチックな表情に変化して、絶え間なくマグマを噴出するストロンボリ式噴火を繰り返していたという。必見の映像だ。

溶岩弾

飛び散る溶岩弾までハッキリ見える(Øystein L. Andersen)

アナッククラカタウ

アナック・クラカタウは無人島で、現在半径2キロ以内には近づけない(Øystein L. Andersen)

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