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口永良部島 火山ガスが増える 気象庁が現地調査を実施

10日の口永良部島(気象庁の火山監視カメラより)

 今月8日に火山性地震が一時的に増加した鹿児島県の口永良部(くちのえらぶ)島について、東京大学や気象庁が現地調査を行ったところ、二酸化硫黄を含む火山ガスが増加していて、10日は1日あたりの放出量が900トンに達したことがわかった。

 

 口永良部島では今月8日午前11時ごろから同午後8時ごろにかけて、火山性地震が相次ぎ、36回を観測。その後は減少に転じた。

 

 東大や京都大学防災研究所などの観測によると、1日の火山ガスの放出量が、8日は400トンだったのに対して、9日には600トン、10日は午後3時までの放出量の平均が900トンに達した。

 

 気象庁の機動調査班が9〜10日にかけて現地調査を行った結果、噴煙や地表の熱異常域に大きな変化はなかったが、火山ガスの放出は目に見えて増えていたという。

 

 口永良部島は、2015年5月29日に新岳が大爆発した際には、9000メートルを超える噴煙が発生し、火砕流が海岸に到達。気象庁は観測史上初の警戒レベル5を発表している。

 

  気象庁は火山活動がやや高まった状態になっているとして、噴火警戒レベルは引き続き「2」を維持しながらも、火口から約1キロ範囲では、噴火に伴って飛散する大きな噴石と火砕流に警戒し、火口の西側2キロ範囲では火砕流に警戒するよう呼びかけている。

 

■国内火山の最新情報については、ハザードラボ「火山マップ」でも随時更新しています。

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