防災と災害情報のニュースメディア
  • 火山

口永良部島「火山ガス1600トンに急増!」1000トン超えは大噴火以来3年ぶり

鹿児島県の口永良部島で火山ガスが急増。写真は前回の大爆発のようす(2015年5月29日/気象庁)

 火山活動の活発化が懸念される鹿児島県の口永良部(くちのえらぶ)島では今月11日、二酸化硫黄を含む火山ガスの放出量が1日あたり1600トンに急増した。気象庁によると、1日あたり1000トンを超えたのは、警戒レベルが国内で初めて「5」に引き上げられた2015年の噴火以来、約3年ぶり。

 

 口永良部島では今月8日昼前から火山性地震が相次ぐようになり、今月10日には37回。この日の火山ガス放出量は900トンにとどまっていたが、翌11日には1600トンと倍近く増えた。

 

 気象庁によると、1000トン以上の火山ガスが観測されたのは、2015年6月29日以来で、この年の5月29日には新岳が大爆発して、上空9000メートルを超える噴煙が発生し、火砕流が起きた。気象庁はこのとき、噴火警戒レベルを観測史上初めて、最も高い「5(避難)」に引き上げ、全島民が島外へ脱出避難を余儀なくされた。

 

 12日の観測では、新岳火口から白色の噴煙が火口上空400メートル上がっていたという。気象庁は火山活動がやや高まった状態になっているとして、警戒レベルは「2」を維持しながらも、火口から約1キロ範囲では、大きな噴石と火砕流に警戒し、火口の西側2キロ範囲でも火砕流への警戒を呼びかけている。

 

■国内火山の最新情報については、ハザードラボ「火山マップ」でも随時更新しています。

 あなたにオススメの記事

メニュー