防災と災害情報のニュースメディア
  • 地震

北海道地震「石狩低地東縁断層帯の可能性」否定できぬ…調査委が見解改め

北海道胆振東部地震を起こした震源断層のモデル図(国土地理院)

 今月6日に最大震度7を観測した北海道胆振東部地震から1週間が過ぎて、道内では240回を超える余震が発生している。政府の地震調査委員会は当初、震源は地下深くの断層がずれ動いたとみていたが、ここへ来て、震源付近の「石狩低地東縁断層帯」が関係していた可能性を否定できないとする考えに立ち戻った。

 

 今回の地震について、国土地理院は地球観測衛星だいち2号やGPS衛星による地殻変動データを解析して断層面を立体的に表した画像を製作。

 

 それによると震源断層は、深さ約15キロから31キロまで垂直に近い角度で伸びており、断層の幅は16.3キロ、長さは14.9キロ。震央付近では最大7センチの地盤隆起があり、その東側では最大4センチの地殻変動が観測されていることが判明した。

 

 当初は震源の深さが約37キロと深いため、既存の活断層ではなく、地下深くにある別の断層が原因だと考えられていたが、解析の結果、地震を引き起こした断層の上端が深さ約15キロまで達した可能性があることがわかった。このため、地震調査委員会は、「石狩低地東縁断層帯の深部が動いた可能性を否定できない」として、当初の見解を修正した。

地盤

震源断層の東側で観測された地盤隆起のデータ(国土地理院)

 あなたにオススメの記事

メニュー