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「ハロウィーンには間に合わぬ」ドクロ型小惑星 3年ぶりに地球接近(動画)

2015年のハロウィーンに地球に最接近したドクロ星が再びやってくる!(イメージ画/J. A. Peñas/SINC)

 3年前に発見されたドクロ型小惑星が来月、地球から3800万キロの距離まで大接近する。当時は10月31日に接近したことから、天文ファンの間で「ハロウィーン星」とか「グレート・パンプキン(かぼちゃ大王)」の名前が広まったが、今年はちょっと遅れて11日にやってくる!

 

 2015年にハワイ大学の観測チームが発見した小惑星「2015 TB145」は、直径約625メートル、約3時間ごとに自転し、太陽光がほとんど反射しないことから、表面が炭のように暗く、すでに活動を終えた「死んだ彗星」である可能性が高いと考えられている。

 

 当時は、地球と月の距離の1.26倍にあたる48万6000キロまで最接近して、楕円形の軌道を描きながら地球を通り過ぎていくようすが各国の天文台で観測されたが、来月11日の接近では3800万キロとかなり離れた軌道を通る見通しだ。

 

 2015年にプエルトリコのアレシボ天文台がとらえたレーダー画像では、いびつな球状の表面が大きく3つくぼんでいて、その影が不気味なドクロにそっくりだ。

 

 米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)によると、次にこの小惑星が地球に近づくのは2082年。地球に衝突する心配はないが、ほかの天体はどうだろう?

 

 ドイツのマックス・プランク地球外物理学研究所のトーマス・ミューラー(Thomas G. Müller)研究員によると、2027年8月7日には小惑星「1999 AN10」が地球から30万キロの距離に近づく見通しだ。さらに2年後の2029年4月13日には、古代エジプトの悪神アポフィスから名付けられた小惑星が地球からわずか3万7400キロまで最接近すると分析している。

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2015年の最接近時にプエルトリコのアレシボ天文台がとらえたレーダー画像(Naic-Arecibo/NSF)

かぼちゃ

楕円形の周回軌道を飛行していると考えられている。次に地球に近づくのは2082年。そのころには観測技術の性能が向上し、もう少し全容が解明されているだろう(JPL-NASA)

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