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露ソユーズ宇宙船 ISSへの打ち上げに失敗 飛行士2人は無事 運用への影響は?(動画)

ロシアの宇宙船ソユーズが打ち上げに失敗。船内に乗っていた米ロの宇宙飛行士2人は無事だ(ROSCOSMOS)

 日本時間11日午後5時40分ごろ、中央アジア・カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたソユーズ宇宙船が発射直後に異常が発生し、緊急着陸する事故があった。乗っていたロシア人と米国人の宇宙飛行士は脱出用カプセルで緊急脱出し、ケガはない。

 

 米航空宇宙局(NASA)とロシア国営の宇宙企業ロスコスモスによると、事故が起こったのは現地時間11日午後4時40分、バイコヌール宇宙基地から国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられたロシアのソユーズ宇宙船が、1段目のエンジンを切り離す際にロケット本体と接触。2段目のエンジンが正常に点火できず、打ち上げは失敗した。

 

 

 乗っていたロシア人宇宙飛行士のアレクセイ・オブチニンさん、米国人のニック・ヘイグさんのふたりは、脱出用のカプセルでソユーズを離れ、バイコヌールの北約400キロ地点に着陸。捜索救助チームが無事保護し、ジェスカスゲン空港で健康チェックを行った。いずれもケガはなく、12日にはロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターに戻る予定だ。

 

 ロスコスモスは、事故原因が解明されるまでソユーズの打ち上げを凍結すると声明を発表した。ISSには現在、今年6月に到着したドイツのアレクサンダー・ゲルスト氏、ロシアのセルゲイ・プロコフィエフ氏、米国のセリーナ・オナン・チャンセラー氏の3人が滞在しており、今回ソユーズはふたりの宇宙飛行士と食料などの物資を輸送する予定だった。

 

 2011年に米国のスペースシャトルが引退して以来、ISSへの宇宙飛行士交代はソユーズに全面的に依存していたことから、今後の運用計画への影響は必至だ。

無事

打ち上げの瞬間(ROSCOSMOS)

宇宙飛行士2人の無事を喜ぶ家族(NASA)

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