防災と災害情報のニュースメディア
  • 気象

サイクロンが砂漠のアラビア半島に上陸寸前!大気汚染が気象を変えた?

アラビア半島に接近中の熱帯サイクロン「ルバン」(NASA Earth Observatory )

 12日現在、アラビア海で発達中の熱帯サイクロン「ルバン」は、暴風域を伴いながらアラビア半島南部のオマーンに接近中で、まもなく上陸する見通しだ。現地航空局は2度にわたる緊急声明を発表し、周辺を航行する航空機に警戒を呼びかけた。

 

 ハワイの米海軍合同台風警報センター(JTWC)によると、熱帯サイクロンは、12日現在、オマーン沿岸を暴風域に巻き込みながらアラビア海を西北西に向かって進んでおり、14日にもオマーンとイエメンの国境付近に上陸する見通しだ。

 

 この影響で、オマーン沿岸のドファールやウスタ地区では、記録的な大雨と猛烈な風が吹き、海は高波が続いている。サイクロンの接近に伴い、天気はあす以降、さらに大荒れになると予想されている。

 

 米航空宇宙局(NASA)の地球観測所によると、今年に入ってから中東に発生したサイクロンは3つ目。2010年以降、アラビア海では12個のサイクロンが発生しているが、通常は乾燥した砂漠の空気や風の影響で勢力がそがれ、弱体化するため、アラビア半島に上陸することはほとんどない。

 

 しかし最近の研究で、インド洋北部の大気汚染が悪化した影響で、モンスーン(季節風)による気候パターンが変わり、熱帯サイクロンが発生しやすいと指摘する気象学者もいるという。

 あなたにオススメの記事

メニュー