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ハワイ・キラウエア火山「噴火停止か?」35年ぶりの珍事!

今年の春から夏にかけて盛大に活動したキラウエア火山。溶岩流のニュースを連日報じたが…(USGS)

 5月から9月にかけて激しい火山活動を続けてきた米ハワイのキラウエア火山は、過去3カ月間、一度も噴火を起こしておらず、地震や火山ガス排出も低下していることから、米地質調査所(USGS)は5日、「35年ぶりに噴火が止まった可能性がある」と発表した。

 

 キラウエア火山は今年、大規模な爆発を繰り返し、溶岩流が発生。ハワイ島南東部の集落が溶岩流に飲み込まれ、住民は非難を余儀なくされた。だがそもそもキラウエアは1983年以来、長期間にわたって噴火を続けている火山で、今年は、活動がこれまでになく激化したに過ぎない。

 

 しかし、9月4日を最後に3カ月間、一度も噴火が起こっておらず、地震活動や二酸化硫黄の放出量も検出できる限界以下にとどまっている。米国立スミソニアン学術協会の基準によれば、現状は「もはや継続的噴火とはみなされない」段階に達している。

活動再開の前兆をつかめ!

 とはいえ、USGSハワイ火山観測所(HVO)によれば、過去に一度、3カ月以上の活動停止後に噴火を再開した事例があるという。それはキラウエア火山の東にあるマウナ・ウルだ。標高122メートルのこの山は、ハワイ語で「成長する山」を意味し、1969年5月から1974年7月にかけて続いたキラウエアの噴火活動で隆起した。

 

 ハワイ火山観測所は、「キラウエアが死火山になったわけではない。現在も地下のマグマ供給は続いており、近い将来に噴火する可能性は残っている。我々は活動再開の兆候をつかむために、観測体制を緩めることなく、いつ、どこで起こるか、毎日カウントダウンを行っているようなものだ」と話している。

溶岩流で覆われた大地(USGS)

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