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鹿児島・薩摩地方で副振動発生!「海面上下」枕崎で100cm 気象台

薩摩半島の南端に位置する枕崎漁港(イメージ)

 鹿児島県の薩摩地方では10日朝から、枕崎港や阿久根市などの沿岸で海面が大きく上下する「海面昇降」が発生している。気象台や海上保安庁は「船舶や海上係留物へ被害が及ぶおそれがある」として注意を呼びかけている。

 

 鹿児島地方気象台によると、10日午前6時10分ごろ、薩摩半島南端に位置する枕崎港で最大100センチの海面昇降が7分間隔で起きるのが観測された。

枕崎で100センチ

 これは、湾や海峡などで一定の周期で振動が発生する「副振動」と呼ばれる現象で、高潮や津波とは異なる現象だ。九州では長崎湾で発生するものは「あびき」と呼ばれていて、過去には最大280センチ近い海面昇降が記録されている。 

 

 副振動自体は全国どこの沿岸でも起こりうる現象だが、振幅が大きくなると、急激な潮位の変化や激しい潮流を起こし、港内に係留している船舶が転覆したり、定置網などが流出するなどの被害をもたらす場合があるほか、地盤が低い沿岸地域では、海水が下水道を逆流して道路や住宅地にあふれるなどの浸水被害を引き起こすケースもある。

 

 気象台によると、鹿児島市や枕崎市、北西部の阿久根市では午前10時前後に満潮を迎えており、午後3時50分から同4時半ごろにかけて干潮時刻を迎える見通し。海面昇降は、一度発生すると繰り返すおそれがあるため、海上保安部が注意を呼びかけている。

枕崎で観測された潮位の変化(鹿児島気象台)

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