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月で芽が出た綿花「もう凍死」中国探査機での生物実験終了

今月7日時点の芽のようす(重慶大学)

 中国の探査機「嫦娥(じょうが)4号」が、世界で初めて月面で発芽させることに成功した綿花が、マイナス180℃の低温が原因で凍死した可能性があることを香港のメディアが報じた。

 

 これは、今月3日に月の裏側に着陸した中国探査機内で育てている綿花の種で、今月5日に発芽が確認されたというもの。

 

 重慶大学で15日に行われた会見では、綿花以外にもジャガイモやアブラナ、ショウジョウバエや酵母など6種類の生物を収容したタンク内に「小さな生態系」を再現すると発表していたが、16日に綿花の芽が凍死したことが確認された。

月の夜はマイナス180℃

 原因は、探査機が着陸したクレーター周辺が今月13日から夜に入ったこと。月は昼と夜との寒暖差が激しく、夜の気温は最大でマイナス180℃まで低下する。

 

 重慶大の実験責任者によると、実験装置には温度調節機能のためのバッテリーを搭載していないため、タンク内の温度がマイナス52℃に達し、実験終了に至ったという。

嫦娥4号のイメージ(中国国家航天局)

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