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高円宮妃IOC出席「皇室の政治利用は当たらない」官房長官

 高円宮妃久子さまが、アルゼンチンで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会(現地時間7日〜)に出席することについて、風岡典之宮内庁長官が、「苦渋の決断」として、「天皇・皇后両陛下も案じられていると推察した」などと発言したことについて、菅義偉官房長官は3日午前の記者会見で、「宮内庁長官の立場で、両陛下の思いを推測して言及したことについては、私は非常に違和感を感じる」と不快感を示すとともに、今回の久子さまのIOC総会出席について、「皇室の政治利用」との批判は当たらないとの認識を示した。

 

 これは2020年夏季五輪の開催地を決定するIOC総会で、猪瀬直樹東京都知事らが候補地としてのプレゼンテーションを行なう前に、久子さまがスポーツを通じた東日本大震災の復興支援についてIOCに対し、謝意や敬意を表するというもの。

 

 本来、久子さまは日本サッカー協会の名誉総裁であり、同国で開催される日本・アルゼンチン両国サッカー協会の友好関係を記念する行事に出席し、その滞在期間中にIOC委員に面会するなどして、復興支援への謝意を表する予定だったが、首相官邸・文部科学省からの要請で、急きょIOC総会でスピーチをすることになった。

 

 この総会は「オリンピック東京招致の正念場」になることから風岡長官の苦言になったが、菅官房長官は、「IOC総会においてごあいさつ頂くことは、IOCに対する(復興支援への)謝意や敬意をできるだけ多くの委員に表するにふさわしい場」と述べ、「以上の主旨で官邸・文科省から宮内庁に対して要請したもので、皇室の政治利用であるとか、官邸からの圧力であるとかとの批判は当たらないと思う」との見方を示した。

 

 さらに菅官房長官は、「現にスペインは皇太子が現地に入っているということ。ロンドンオリンピックの時は、エリザベス女王が大きな役割を果たした。オリンピックは『平和の祭典』といわれるわけだから、私どもからすれば、まったく政治利用には当たらないという見解」とも述べている。

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