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ピンクの象!南アフリカに誕生「おとなの象に守られて」(動画)

おとなに守られているピンクの赤ちゃんゾウ(MalaMala Game ReserveのYouTube動画より)

 

「ピンクの象」をご存知だろうか?本来は酒や麻薬が引き起こす幻覚症状をあらわした英語の表現で、「Seeing pink elephants(ピンクの象が見えるよ)」という風に使われる。ディズニーアニメ「ダンボ」では、主人公のダンボが、水と誤って酒を飲んで酔っ払ってしまい、ピンクの象が踊り狂う不気味な夢を見る場面があるが、南アフリカで先月、野生の象の群れのなかを歩くピンクの赤ちゃん象が目撃された!

 

 風変わりな赤ちゃん象が発見されたのは、南アフリカ北東部の国境沿いに広がるクルーガー国立公園。マラ・マラ自然保護区で長年サファリガイドをつとめるティモシー・ジャンセン・ヴァン・ヴーレン(Timothy Jansen Van Vuuren)さんは先月19日、愛車のランドローバーにツアー客を乗せて運転中、後部座席からの叫び声で急ブレーキを踏んだ。

 

 客が指差す方向を見るために、慌てて双眼鏡をひっつかむと、緑の草原の間に、灰褐色のアフリカゾウの群れがいた。おとなの象に取り囲まれるように歩いていたのが、ひときわ小さなピンクの赤ちゃん象だった。

 

 ティモシーさんによると、クルーガー国立公園では以前にもピンクの象が目撃されており、英BBC放送の取材班が2009年に撮影に成功している。この象は、2016年に目撃されたのを最後に報告はないが、生まれつきメラニン色素をつくる遺伝子がないアルビノだった。

 

 今回見つかった子象もアルビノか、もしくはホワイトライオンやホワイトタイガーと同じように、遺伝子的に異常はないが、突然変異によって色素が減少する「白変種」の可能性が高いという。しかし野生動物の生存競争において、白っぽい体は目立つため、外敵から狙われるリスクが高く、生き抜いていくのは容易ではない。

 今回、撮影された象は、生後2〜3週間程度の赤ちゃんで、おとなたちに守られているが、以前確認されたアルビノの象は、太陽の光に弱いにもかかわらず、少なくとも6歳までは生きていたと考えられていることから、この赤ちゃんにも長生きしてもらいたいと期待が寄せられている。

人間も赤ちゃんゾウを見守っている(MalaMala Game Reserve)

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