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4頭のクマ一家 車を乗っ取る「現行犯逮捕」にはならず!米国

オレの車が乗っ取られた!

 宮城県では今月9日、山菜採りをしていた61歳の男性がツキノワグマに襲われて、顔や手足を噛みつかれるなど、今年も各地でクマの出現があいついでいる。ところ変わって海の向こうの米国テネシー州では、4頭のクマ一家に大事な車を奪われそうになる事件があった!

 

 クマの車上荒らしが現れたのは先月、テネシー州東部の山間部グレート・スモーキー山脈国立公園へ続くガトリンバーグ。チャド・モリスさんが家族を連れて別荘地で休暇を過ごしていたある日、駐車場が騒がしいことに気づいた。

 急いでロッジを飛び出したところ、愛車の運転席に何者かが座っていて、今にもエンジンをかけようとしているではないか!

 

「泥棒!」と叫ぼうとした瞬間、チャドさんは声にならない声を飲み込んだ。車のなかにいたのは、まだあどけない表情の子グマ!後部座席には2頭のきょうだいも座っていて、車内に保管しておいたスナック菓子を我が物顔で食い散らかしているうえ、シフトレバーの先端をなめたり、座席のレザーに噛み付いたりと、やりたい放題。

箱乗りを試す子グマ

開け放した窓が不運を招いた

 

 クマ一家は、チャドさんと両親が立っていることにも気づいたが、まったく気にかけるようすもない。そのとき、車の向こう側の森の木陰から、体が一回り大きなクマが現れた。母グマだ!

 

 チャドさんと両親がクマ一家を追い払うことを観念して、撮影を続けていても「勝手に写真を撮るなよ」なんてケチなことは言わなかったが、そのうち、隣に駐めてあるチャドさんのお父さんの車にも目をつけた。

 

 しかし、両親の車はパワーウインドーをきっちりと閉めていたために、侵入することはできず、5、6分ほどウロウロと歩き回ったあと、諦めたように森のなかに消えていった。

パワーウインドーは閉めましょう

プロテインだけは無事だった

 それを確かめるやいなや、大急ぎで車に駆け寄ったチャドさん。車内は、運転席のヘッドレストの皮革が食いちぎられ、息子のサッカーボールや車内のインテリアの至る所に引っかき傷が残った。

 

「クマたちは私が毎日飲んでいるプロテインシェイクにも目をつけたようですが、それほどおいしそうに見えなかったようで、これだけは無傷でしたよ」と肩を落とすチャドさん。これからは二度と窓を開け放したままにしないと固く心に決めたという。

 

■ハザードラボ「公式ツイッター」では、国内各地のクマやイノシシの出没情報をお伝えしています。そちらも合わせてご活用ください。

母グマもいた

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