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10日:東京タワーよりでかい小惑星が地球に最接近!NASA

地球に接近する小惑星のイメージ(ESA)

 きょう10日、東京タワー(333メートル)より大きく、スカイツリー(634メートル)よりは小さな天体が、地球に最接近する!

 

 NASA(米航空宇宙局)ジェット推進研究所(JPL)で、地球に近づく軌道を持つ天体(NEO)の監視を続けているチームによると、「2006 QQ23」と名づけられたこの小惑星は、10日午後4時23分ごろ、約744万キロまで地球に接近するが、これは月までの距離の20倍近くにあたり、地球にぶつかる心配はないが、潜在的に危険性だとされる範囲内にあるという。

 

 これまでの観測で、小惑星の直径は250〜570メートルと推計されており、秒速4.6キロ、時速に換算すると1万6560キロだから、東京タワーからスカイツリーくらいの大きさの小惑星がものすごい速さで地球のそばまで接近するということになる。

7月には7万キロまで接近した小惑星も

 NASAによれば、このサイズの小惑星の接近は毎年6個程度と少なくなく、太陽系には2006 QQ23を上回る直径1キロ以上の地球近傍天体が900近く存在していて、常時その動向を監視しているという。

 

 とはいえ、先月25日には地球から7万3000キロの距離まで迫った小惑星「2019 OK」を数日前にようやく発見できたという、冷や汗モノのニュースがあったばかり。こちらの小惑星は、今回と比べてはるかに小さく直径130メートル大だと見られているが、研究者の間では「ほとんどニアミスみたいなものだ」と言われるほど危険性が高かったわけだ。

先月25日に地球まで7万3000キロまで接近した小惑星「2019 OK」。欧州宇宙機関傘下の観測所がとらえた(ISON)

NEOの軌道を変えるには…

 万が一、大気圏を超えて、地球に隕石が墜落すれば、ひとつの都市を滅ぼすほどの破壊力を持つ小惑星にどう立ち向かうか?

 

 NASAや欧州宇宙機関(ESA)は現在、惑星防衛計画と題して、宇宙船を衝突させて小惑星の軌道を変える実験(DART=Double Asteroid Redirection Test)を研究開発中だ。DARTは2021年6月に打ち上げられ、2022年10月に目標の小惑星ディディモスに到達する予定だという。

NASAとESAは2020年に小惑星ディディモスに宇宙船を衝突させて、軌道を変える実験を計画している(ESA)

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