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絶対音感の謎・解明へ「脳はドレミを言語処理していた!?」新潟大

あなたには絶対音感があるか?

 駅の発車メロディーや生活音を聞いただけで、音階が正確に分かる「絶対音感」。優れた音楽家には欠かせないと言われるが、世の中には圧倒的に絶対音感がない人のほうが多い。

 

 新潟大学脳研究所のグループが、「ド」の音に対する脳波を調べた結果、意外な事実が判明。一般的に感性とか芸術的な分野が優れていると言われる右脳ではなく、言語処理や論理的思考をつかさどる左脳のほうが、優位に反応していることが判明した!

絶対音感がある音楽家と無い音楽家の違い

 科学誌『Frontiers in Neuroscience』に今月6日に掲載された論文によると、新潟大・脳研究所脳機能研究センターの伊藤浩介特任准教授らは、「ド」の音を聞いたときに、左右の脳の聴覚野という領域から発生する脳波を記録する実験を行った。

 

 脳波の反応は、言語以外の音に対しては左右の脳で同じだが、言語については左脳の方がよく反応することが知られる。

絶対音感がある音楽家は左の脳波(N1c)の方が大きい(新潟大)

 そこで絶対音感がある音楽家、無い音楽家、一般人を、それぞれ19人ずつ調べた結果、絶対音感がない音楽家や音楽経験のない一般人では、ドに対する反応に左右の違いはなかったが、絶対音感がある音楽家では、左脳の反応の方が優位だったことから、絶対音感保持者はドレミの音階を言語のように処理していることがわかった。

 

 チームによると、絶対音感を持つ人の脳のなかでは、音の高さ(ピッチ)の変化を、半音ずつ区切って名前(音名)をつけることで、言語のように処理しているのではないかと考えていて、今後も引き続き、絶対音感を獲得した脳の秘密を探っていくとしている。

伊藤先生はドレミファソラシが虹の7色に対応するなど、ユニークな研究を行っている(新潟大学脳研究所脳機能研究センターHPより)

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