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保育園で幼児4人が腸管出血性大腸菌O-157 群馬県太田市

電子顕微鏡で見た腸管出血性大腸菌O-157(東京都健康安全研究センター)

 群馬県は20日、太田市の保育園に通う5歳未満の幼児4人が、腸管出血性大腸菌O-157にあいついで感染したと発表した。

 

 太田保健所は今月6日、市内医療機関から先月28日に軟便を繰り返していた幼児一人が、O-157に感染していると通報を受け、調査したところ、幼児が通う保育施設で同じ症状の子供が複数いることがわかった。

 

 そこで患者が属するクラスの幼児67人の検便を実施した結果、4人からO-157の陽性反応を検出。現在のところ、入院している子供はおらず、全員快方に向かっているが、今後は検便対象を施設全体に広げるとともに、二次感染予防に関する指導を徹底するという。

 

 O-157は牛や豚などの大腸にいる病原菌で、汚染された食物を食べると、3〜5日間の潜伏期間を経て、激しい腹痛や下痢、血便などの症状が現れる。重症化すると、溶血性尿毒症症候群や腎機能の低下、脳症などの後遺症を残すこともある。

 

 感染力が非常に強く、水や土のなかでも数週間から数カ月生き続け、冷凍庫内の低温や胃酸などの酸性にも強い。感染を防ぐには、生肉を避け、「75℃1分以上」の加熱で死滅させるのが一番だ。また、生野菜にも付着している場合があるため、まな板や調理器具を使いまわすのも汚染拡大につながる。

 

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