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フライドポテトばかり食べ続けた超偏食少年 17歳で失明 英国

ジャンクフードまみれの生活の末に…

 好き嫌いが激しく、小学生のころからフライドポテトやポテトチップなどの加工食品ばかり食べ続けた十代の少年が、視力を失っていたことが、英国の大学病院の報告で明らかになった!

 

 米国内科学会(ACP)が発行する医学誌『アナルズ・オブ・インターナル・メディシン』に3日付で掲載された英ブリストル大学病院の症例報告によると、少年が初めて病院を受診したのは14歳。非常に疲れやすく、血液検査の結果、貧血とビタミンB12不足であることが判明したことから、医師がビタミン注射を行い、食生活を改善するようアドバイスした。

 

 しかし1年後に聴覚障害と視覚障害を発症。MRI検査や目の検査の結果に異常はなく、医師も原因がわからなかったという。その後の2年間で、視力が急激に悪化し、17歳の時点左右ともに20/200に落ち込んだ。アメリカの視力は分数で表すので、日本式に変換すると「0.1」。「法律的に失明状態」に認定されるという。

先進国では珍しい

 詳細な検査を行った結果、患者の眼と脳を結ぶ視神経に損傷があり、ビタミンB12やビタミンDなどさまざまな栄養が極端に不足していることもわかった。そこで、普段の食生活について尋ねたところ、小学生以来、フライドポテト、ポテトチップ(特にプリングルス)、白パン、スライスハム、ソーセージばかり食べていると答えたという。

 

 ブリストル大学のライス・ハリソン医師らのチームは、栄養不足による視神経の障害が失明の原因だと診断を下した。この病気は、薬物中毒やアルコール中毒患者のほか、貧困や戦争、干ばつなどにあえぐ途上国の子供では珍しくないが、先進国では極めて珍しいという。

 

 栄養不足が原因の視神経症は、初期の段階で発見されていれば、視力が回復する可能性もあるが、この少年の場合は手遅れで、眼鏡やコンタクトレンズでも矯正不可能だという。少年は栄養補助食品の処方とともに、摂食障害の治療を受けるため、精神保健医療を受けるよう指導された。

一度落ちてしまった視力はもとに戻らず

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