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史上2番目!太陽系外から接近中の「赤い彗星」カラーでとらえた!

太陽系外から接近中の彗星「C-2019 Q4」(Gemini Observatory/NSF/AURA)

 米ハワイのジェミニ天文台は、今月9日から10日にかけて、太陽系の外から接近中の彗星「C-2019 Q4」の姿を、カラーで撮影するのに成功した!たなびくガスの尾もハッキリととらえられている。

 

「C-2019 Q4」は、今年8月30日、ウクライナのクリミア天文台でアマチュア天文家ゲナディ・ボリソフさんが発見したことから、「ボリソフ」の愛称で呼ばれている。

 

 この報告を受けたNASA(米航空宇宙局)は、欧州宇宙機関(ESA)と協力して詳しい観測を実施して彗星の軌道を解析した結果、太陽系外からやってくる可能性が高いことが判明。2017年に発見された太陽系外から飛来した「オウムアムア」に次ぐ、2個目の恒星間天体だとして世界中の天文学者から注目を集めている。

赤い彗星だ!

 ハワイのマウナ・ケア山にあるジェミニ天文台では今月9日から10日にかけて、アンドリュー・スティーブンス研究員が、高機能分光器を使った観測を行ったところ、午前3時から午前4時45分にかけて、尾を引く彗星の撮影に成功したという。

 

 米メリーランド大学の天文学チームは、これまでの解析結果から「太陽系で見られる彗星ともよく似た部分があり、赤い色が観測されている」と話している。

 

 この彗星は現在、火星の公転軌道よりもはるかに遠く、太陽から4億2000万キロの宇宙空間を、時速15万キロで太陽に向かって接近中で、今年12月8日に太陽まで3億キロの距離まで最接近する見通しだ。そのころには、中型の望遠鏡でも観測できるほど、十分明るく見えるという。

 

太陽系外から接近中の彗星は、双曲線軌道をたどると考えられている(NASA)

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