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父島近海でM4.9の地震「震源の深さ430km」小笠原村で震度1

小笠原諸島の父島近海でM4.9(気象庁)

 気象庁によると、けさ(14日)8時15分ごろ、小笠原諸島の父島近海を震源とする推定マグニチュード(M)4.9の地震が発生した。

 

 この地震の震源の深さは約430キロと深く、小笠原村母島で最大震度1の揺れを観測したが、津波の心配はない。

 

 小笠原近海で発生した震源が深い地震というと、2015年5月30日夜のM8.1、震源の深さ682キロの小笠原西方沖地震が記憶に新しい。このときは、気象庁が地震観測を開始した1885年以来初めて、47都道府県すべてで震度1以上の揺れを観測。

 

 震源に最も近い小笠原村で最大震度5強、震源から遠い埼玉県で震度5弱の揺れを観測している。また最近では今年4月12日に父島近海でM5.6があったが、このときも震源は約550キロと深かった。

 

 震源の深さ100キロより深い場所で起こる「深発地震」では、沈み込むプレートに沿って地震波が伝わりやすくなるので、震源の真上よりも震源から離れた場所で揺れが大きくなる傾向があり、これを「異常震域」という。

 

 現在、震源の推定に使われている計算式を深発地震に適用すると、誤差も多く、正確な震度の推定が難しいなどの問題が指摘されている。

 

 今回の地震は体に感じる有感地震は小さかったが、小笠原諸島近海では、過去にもM7以上の大きな深発地震が起こっているので、注意してほしい。

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