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霧島連山・新燃岳「噴火のおそれ」火山性地震が二日間で28回

2018年5月の噴火のようす(気象庁火山監視カメラ画像より)

 鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山の新燃岳では、おととい(17日)から火山性地震が急増しており、きのう午後までに二日間で28回観測されている。気象庁は警戒レベルを2に引き上げ、火口から約2キロ範囲では噴石が飛散する可能性があると注意を呼びかけている。

 

 新燃岳では17日午後7時ごろから火口直下を震源とする火山性地震が増加。17日は12回、きのう(18日)は午後3時までに16回発生している。

 

 GPS衛星を使った地殻変動の観測によると、先月から山体がわずかに膨らむ傾向があるものの、斜面に設置されている観測装置のデータには特段の変化がない。

 これまでにマグマや水蒸気の動きを示す火山性微動は観測されていないが、火山活動の活発化によって今後、噴火が発生するおそれがあるとして、気象庁が注意を呼びかけている。

 

 新燃岳は2011年1月から9月にかけて爆発的噴火を繰り返し、このときは火口から3キロを超えて大きな噴石が落下したほか、空振によって鹿児島県霧島市で窓ガラスを破損。火口から9キロ離れた宮崎県でも、小さな噴石が落ちて、太陽光パネルなどを割ったり、車のサンルーフを壊すなどの被害が相次いだ。

 

 また2018年にも春から夏にかけて爆発的噴火を繰り返したが、同年6月28日を最後に噴火は発生しておらず、気象庁が今年1月、警戒レベルを1に下げていた。

先月25日の火口のようす(気象庁)

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