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強い台風28号「冬なのに大型化!」フィリピン直撃コース 次の候補も…

気象衛星ひまわりがとらえた台風28号

 11月も残すところ2日なのに、日本のはるか南では台風28号「かんむり」が大型化し、30日には非常に強い勢力に成長する見込みだ。

 

 一方、台風の後方からは、早くも29号候補になりそうな雲の塊が出現している。日本は本格的な冬を迎えたが、南の海の水温は熱帯低気圧ができやすい暖かさを維持している。

 

台風28号が強大化

 29日午前9時現在、台風28号はフィリピンの東の海上で停滞しながら、エネルギーを蓄積中だ。気象庁によると、中心気圧は965ヘクトパスカルまで下がり、中心から半径110キロ範囲では暴風が吹いている。

 

 気象庁は台風の勢力を、最大風速をもとに三段階の強さと、強風域の範囲によって「大型」「超大型」の二段階に分けているが、現在の最大風速は40メートルと「強く」なり、強風域は半径500キロと「大型化」している。

強大化した台風28号

フィリピンの名前は「ティソイ」

 28号はしばらくフィリピンの東で停滞を続け、あす30日には「非常に強い台風」に成長して、ゆっくりと西へ向かう見通しだ。勢力を維持しながら、来週3日はフィリピンに接近・上陸して、強い台風のまま、南シナ海に抜けると予想されており、フィリピンではルソン島南部のビコル地方とヴィサヤ諸島に大雨をもたらすおそれがある。

 

 フィリピン大気地球物理学天文局(PAGASA)によると、同国では国際的な気象機関によって決められた台風名以外に、自国に影響を与える熱帯低気圧には独自にタガログ語の名前をつけており、「かんむり」は、今年20番目に接近する「TISOY(ティソイ)」と命名している。

台風の進路予測(気象庁)

熱低ができやすい状況

 一方、フィリピンの東の海上で停滞を続ける台風28号の背後には、次に熱帯低気圧に昇格する見込みの雲の塊も出現している。

 

 北緯10度付近の海域では、平年に比べて海面水温が30℃と高く、熱帯低気圧ができやすい状態だ。

 

28号の後を追うように、今夜には新たな熱帯低威圧が発生すると予想される(気象衛星ひまわり)

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