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披露宴で食中毒 調理スタッフから検出したのは星の形の「サポウイルス」神戸

電子顕微鏡で見た「サポウイルス」。表面にダビデの星によく似た独特の構造が見える(Wikimedia Commons)

 神戸市のホテルで先月23日、結婚披露宴に出席した招待客のうち、少なくとも18人が下痢や腹痛などの症状を訴えていたことがわかった、保健所の調査の結果、調理スタッフの便から検出されたサポウイルスが患者のものと一致したことから、集団食中毒事件だと断定し、同ホテル本館調理場を食品衛生法にもとづいて3日間の営業停止処分にした。

 

 集団食中毒が発生したのは、神戸市垂水区海岸通の「ホテルセトレ 神戸・舞子」。

 

 神戸市によると、先月23日に同ホテルで行われた披露宴の出席者複数名が下痢などの症状を訴えていたという情報が寄せられた。そこで保健所が調査した結果、利用客66人のうち、聞き取り調査ができた22歳から67歳までの男女18人が発症していたことが判明。

 さらに、症状が出ていない調理場のスタッフ2人の便から検出されたサポウイルスが、患者9人のものと同じ遺伝型であることが確認されたという。

 

 サポウイルスは、ノロウイルスと同じ仲間の小腸で増殖するウイルスで、症状からノロと区別することは難しい。1977年に札幌の児童福祉施設で起きた胃腸炎の集団発生がきっかけで見つかったウイルスなので、当初は「サッポロウイルス」と名付けらたが、後に「サポウイルス」と登録された。

 

 潜伏期間は12〜48時間で、発症してから2〜4週間程度は便にウイルスが排出され続けるため、感染者の嘔吐物や便には直接触れず、汚れた衣類や寝具は熱湯や漂白剤で消毒してから、ほかの衣類と分けて洗濯してほしい。

明石海峡大橋と淡路島をのぞむ海辺に立つホテルセトレ(同公式Facebookより)

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