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フィリピン・タール火山「爆発の危険再び!」火山性地震増大566回 家畜は絶望的(動画)

けさのタール火山(PHIVOLCS)

 今月12日に爆発を起こしたフィリピンのタール火山では、規模の大きな火山性地震があいついでおり、同国火山地震研究所(PHIVOLCS)は「マグマが火口直下に進入し続けており、数時間から数日以内に再び危険な噴火が発生する可能性が高い」と警告を呼びかけている。

 

 首都マニラ近郊のタール火山では、現地時間12日午後1時以降、566回の火山性地震が観測されていて、そのうち、マグニチュード1.2以上の体に感じる地震は172回にのぼる。

火山周辺の湖や川で水位が低下

 けさ(16日)5時までの24時間に観測された地震は103回と多く、最も規模が大きいのはM4.0だった。さらに15日に観測された火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり平均4186トンと非常に多く、依然としてマグマや水蒸気の動きが活発だ。

 

 このため当局は「数時間から数日以内に危険な爆発が起こる可能性が高い」として、火口から半径14キロ以内への立ち入りを禁止するとともに、火山があるタール湖から海へ連なるパンシピット川周辺では、地面に多くの亀裂が走って、川の水位が急激に下がっているとして周辺の12の町と2つの都市に住民に避難命令を出している。

火山灰をかぶった民家(Dave Encarnacion)

動物の救出

 

 首都マニラから南へ50キロに位置するバタンガス州のタール火山は、同名の古い火口湖の中央に浮かぶ火山島だ。

 

 島内は国立公園に指定されているため、人の定住は禁止されているものの、法律を犯して住む人は後を絶たず。

 

 彼らに飼育されている馬や牛などの家畜は3000頭近くにのぼり、野生動物保護団体や漁師などのボランティアが救出作業を続けているが、一部をのぞいてほとんど絶望視されている。

 

ボランティアや漁師が馬を救出(Ken Alvarez)

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