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フィリピン・タール火山 火口湖が干上がる「再爆発の前兆か」(動画)

欧州の地球観測衛星センチネル-1がとらえた噴火前後のタール火山の変化

 

 今月12日に爆発したフィリピンのタール火山では、火山島が浮かぶ同名の湖の水位が急激に下がり、干上がってしまった。火口湖周辺では地割れが広がっていて、同国火山地震研究所(PHIVOLCS)は「次の危険な爆発的噴火が差し迫っている状態だ」として厳重警戒を呼びかけている。

 

 同研究所の17日の報告によると、タール火山で12日午後1時以降に発生した火山性地震は合計634回にのぼり、うち174回はマグニチュード(M)4.1〜1.2の体に感じる規模だった。また、最近24時間では65回発生していて、最大はM3.1だったという。

 

 タール湖周辺では複数の地域で、地表に亀裂が走り、地割れの幅が広がったり、地面に段差ができている。欧州の地球観測衛星センチネル-1がとらえたレーダー画像によると、12日の爆発以降、タール火山周辺で最大2.8センチの地殻変動が確認されている。

 

 タール火山は同名の火口湖の中央にそびえる火山島だが、ここ数日間でタール湖の水が干上がり、湖から海へ注ぐパンシピット川でも水位が急激に低下している。

 

 

 当局は「火口直下にマグマが継続的に進入している」として、数時間から数日以内に危険な爆発的噴火が発生する可能性が高いとして、引き続き火山から半径14キロ以内への立ち入りを禁止している。

センチネル-1がとらえた地殻変動のレーダー画像(Copernicus EMS@CopernicusEMS)

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