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コロナウイルスの寿命「ドアノブや机で最長9日間」独研究

ドイツの研究チームがコロナウイルスが物質の表面でどれくらい感染力を保持するのか調査した(©Toni Luise Meister and StephaniePfänder)

 新型コロナウイルスは、咳やくしゃみによる飛沫や、付着したものに触れることによる接触で感染すると言われているなか、ドイツの研究グループは、ウイルスがドアノブやテーブルなどの表面で最大9日間にわたって感染力を保持するという見解を発表した。

 

 病院の院内感染に関する医学誌『ジャーナル・オブ・ホスピタル・インフェクション』に今月6日に掲載された論文によると、独ルール大学ボーフムとグライフスヴァルト大学病院衛生研究所の研究グループは、新型肺炎と同じコロナウイルスの仲間である「SARS(重症急性呼吸器症候群)」と「MERS(中東呼吸器症候群)」に関する22本の論文を精査した。

 

 その結果、病院のドアノブやベッドサイドテーブル、ナースコール用のベルなどの金属やプラスチックに付着したウイルスが、感染力を維持した状態でいられる期間は最長9日間だとする結論を出した。

 

 グライフスヴァルト大学病院のギュンター・カンプ氏は、「表面についたウイルスを消毒しないままでいると、平均4〜5日間は生き残ります。特に気温が低くて、湿度が高い場所ではウイルスの寿命が伸びる傾向があります」と述べて、この特徴が新型コロナウイルスにもあてはまる可能性が高いと言う見解を示した。

 

 さらに、さまざまな消毒液を使ってテストした結果、アルコールの一種であるエタノール(濃度62〜71%)のほかに、殺菌剤や漂白剤として使われる過酸化水素水(オキシドール:0.5%)と、塩素系漂白剤を適切に薄めた次亜鉛酸ナトリウム(0.1%)を使えば、ウイルスの数を100万個から100個まで低減させることができるとしている。

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