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新型肺炎「検査キット機能せず!」米国で緊急開発「クルーズ船にも使う予定だった」

米国で急きょ開発された検査キット(CDC)

 新型コロナウイルスの集団感染が起きている大型クルーズ船内で連日、新たな患者が増えるなか、ウイルス検査能力の増強が求められている。こうしたなか、米疾病予防管理センター(CDC)は12日、米国内外に配布された検査キットに問題が見つかり、正確に診断できないことを明らかにした。

 

 2月12日現在、米国では中国の渡航歴がある427人がウイルス検査を受診し、そのうち14人が陽性、347人が陰性、66人が結果を待っている状態だ。

 

 CDCのナンシー・メッソニエ呼吸器疾患センター長は12日、先週までに全米の地方衛生当局や国防総省の研究所に配布した約200個の検査キットに問題が見つかり、正常に作動できないことがわかったと明らかにした。

 この検査キットは、感染の疑いがある人から採取した血液や痰などの検体を使って、陽性か陰性かをほぼリアルタイムで診断できるように開発されたもので、今月5日に米食品医薬品局(FDA)から緊急的に使用許可が下りたばかり。

 

 CDCによると、検査キットは1個あたり、700〜800個分の検体を検査できるようになっているということで、200キットを全米各州に、さらに200キットを海外の30以上の研究機関に配布している。

 

 しかし先週6日に中国・武漢市からフロリダ州の空軍基地に到着した帰国者のひとりで試した結果、別の検査では陽性反応が確認されているにもかかわらず、新しい検査キットは陰性だと診断されたという。

 

 メッソニエ氏は「非常に残念な結果だ」として、今後は品質管理を厳しくするとともに、正常に機能しなかった原因の調査を進めていると認めた。

 

 さらに横浜で停泊中の大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に乗船しているアメリカ人旅行者に対しても、感染予防の対策を講じる考えを明らかにした。

米国でも14人の感染が確定している(CDC)

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