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「これが新型コロナだ」米国が電子ビームで撮影「中国で患者急増した訳」

米国立アレルギー・感染症研究所が公開した走査型電子顕微鏡で撮影した新型コロナウイルス(NIAID-RML)

 

 米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)は13日、電子ビームを照射する特殊技術で撮影した新型コロナウイルスの画像を公開した。一方、中国国内の患者数は前日より1万5000人近く増えて、6万人を超えた。これは湖北省が患者数の数え方に新基準を導入したからだ。

 

 米モンタナ州にあるNIAIDのロッキーマウンテン研究所は、走査型と透過型のふたつの電子顕微鏡を使って撮影した新型コロナウイルスの画像を一般公開した。

コロナウイルス

 ウイルスは、タンパク質の殻とその内側にあるRNA(リボ核酸)か、DNA(デオキシリボ核酸)のいずれかで構成される微粒子のため、一般的な光学顕微鏡では見えないため、電子ビームやX線を利用した解像度が高い電子顕微鏡で撮影されている。

 

 写真は米国の患者から採取した検体から分離したウイルスを撮影したもので、撮影を担当した研究者が、識別しやすいよう人間の細胞をピンクや青、紫に、新型コロナウイルスは黄色で着色している。

提供:NIAID-RML

中国では新基準導入

 研究所によると、新型コロナウイルスは、2002年のSARS(重症急性呼吸器症候群)と、2012年のMARS(中東呼吸器症候群)のふたつのコロナウイルスと非常によく似ていて、名前の由来となったラテン語の「コロナ(クラウン=王冠)」の形をした表面のトゲがハッキリ認識できる。

 

 このため中国では「新型冠状(病毒)肺炎」と呼ばれているが、その中国では14日午前0時現在の患者数が6万3851人となった。ここへきて、毎日1万人規模で増加しているが、これは湖北省政府が感染者の判定に新基準を導入したためだ。

ウイルス表面の「スパイク」と呼ばれるトゲトゲがコロナ(クラウン)の由来(NIAID-RML)

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