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新型コロナ「無症状の人の会話でもウイルス拡散」大声が危険 やはりマスクだ(動画)

吐く息に含まれるウイルス量を測定するGesundheit IIという装置(University of Maryland School of Public Health)

 6日現在、新型コロナウイルスの世界中の感染者数は113万人に達し、死者の数は6万3000人に迫ろうとしている。

 

 こうしたなか、米カリフォルニア大学デービス校のチームは、無症状の感染者と会話するだけでも、吐く息を伝わってウイルスが空気中に広がる可能性があるという研究成果を発表した。

どの音声がウイルスを放出しやすいか

 大気中に浮遊する微粒子に関する医学誌『Aerosol Science and Technology(エアロゾル・サイエンス&テクノロジー)』に今月2日に掲載された報告によると、カリフォルニア大学デービス校のウィリアム・リステンパート教授らのチームは、喘息治療用の薬液を霧状にするネブライザーという装置を使って、大気中にウイルスを放出する実験を行った結果、1ミクロン(μm)のウイルスが空気中を伝播するのを確認した。

今、こんなに近い距離で話す人はいないが、会話する時の吐く息でもウイルスは伝播する(UC DAVIS)

母音や破裂音はウイルス量が増える

 

 研究チームは以前から大きな声で会話する人ほど、エアロゾル粒子が放出されやすいという研究を続けているが、今年1月に『PLOS ONE』で発表した論文では、56人の被験者の実験で、「need」とか「sea」という単語に含まれる「イー」や、「saw」「hot」または「blue」「mood」という単語の母音をはじめ、「パッ」などの破裂音を発音するときに、より多くのエアロゾル微粒子を放出する可能性が高いことを発表している。

 

  新型コロナウイルスがどれくらいの長さの距離、時間にわたって空気中に浮遊するのかは、患者の肺に存在するウイルスの量によって異なるため、一概には言えない。

カリフォルニア大学デービス校の論文より

マスクはやっぱり効果あり

 しかし、米メリーランド大学と香港大学が科学誌『ネイチャー・メディシン』に3日付で発表した論文によると、サージカルマスクは大気中に浮遊する季節性インフルエンザや風邪ウイルス(ライノウイルスとコロナウイルス)を予防する効果があることが確認されている。

 

  日本やアジアと違って、欧米ではもともと、マスクは医療従事者や病人が着用するものという考えが一般的だったが、この論文が発表されて以来、米疾病予防管理センター(CDC)もマスク着用を推奨しており、ホームページにはTシャツやバンダナを使った布マスクの作り方を紹介するようになっている。

 

米疾病予防管理センターが勧めるマスクの作り方

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