中国の広東省衛生庁は5日、同省東莞市で鳥インフルエンザA(H7N9)の新たな感染例を1人確認したと発表した。
同庁によれば、新たな患者は3歳5ヶ月の男児で、現在市内の病院で治療中だが、発熱などはなく状態は安定しているとのこと。
また東莞市の疾病予防管理センターでは、この患者との濃密接触者7人のモニターを実施しているが、うち3人はインフルエンザ様の症状を呈しているとのこと。
これにより、これまでに確認された鳥インフルエンザA(H7N9)の感染確定例は、中国の2市10省と台湾で合計139人となり、うち45人が死亡している。
また、この情報を受けて、外務省では海外安全ホームページにスポット情報を掲載し、渡航者・滞在者に注意を呼びかけている。