雑誌やポスターなどのデザイン作りは、文字の種類(フォント)選びが極めて重要。
明るい場面なのか? それとも真面目なイメージなのか?
数限りないフォントからそれを選び出すセンスが読み手の印象を大きく左右するが、それは何も紙媒体に限ったことではなく、日常のあらゆる場面に潜んでいる。
「このフォントでいいのか」
えむ蔵@emu_tran
ツイート主が思わず呟いたのは、広島の平和記念公園に掲げられた案内板。
まるでお化け屋敷のごとく、おどろおどろしいフォントで周囲の観光スポットが表示されている。
このフォントは「淡古印」と言って、幽霊本や心霊記事などではお馴染みの書体であるが、逆に言えば使う場面は限られており、だからこそ読み手には強烈な印象を与える。
それがなぜ、この案内板に使われてしまったのか。古書をイメージした格式ある文字にしたかったのかもしれないが、一般的な印象としてはどうしても…。
24日の午前9時36分に呟かれたこのツイートには、すでに4656件ものリツイート。皆さん、夏の涼しい話が今から待ち遠しいのかもしれない。