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津波石から津波の規模や歴史がわかる 東北大

石垣島大浜に打ち上げられた津波大石(つなみうふいし)/wikipediaより引用

 大きな津波によって陸上へ打ち上げられる津波石。その発生時期や津波の規模などを、地磁気を利用することによって解明する方法を東北大学が発表した。

 

 これにより、日本だけでなく太平洋の沿岸各地で見られる津波石一つから、その地域に過去どれだけの間隔で大津波が起きたかが推定でき、歴史的な記録や資料の少ない地域での防災に役立つことが期待される。

 

 津波石は、津波によって破壊されたサンゴ礁の残骸で、同大の研究グループは沖縄・石垣島で調査を実施。

 

 石垣島では、これまで放射性炭素同位体を使った研究で過去2500年に8回の大津波が襲来したことがすでに判明しているが、今回、200トン級と35トン級の津波石を地磁気の方向の変化から検証してみたところ、いずれも2000年前の津波で移動したことが分かった。

 

 しかし、1771年の明和津波では35トン級だけが動き、200トン級は動かなかったことも同時に解明。こうしたことから2000年前の津波と明和津波では、前者のほうが規模が大きいことなどが推定でき、他の地域についても津波石の特徴を分析することにより、大津波の周期や規模などを推定できるとしている。

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