岩手県陸前高田市の被災杉を炭にして火を灯すガラスの灯台モニュメントが、23日から開催の「六本木アートナイト2013」で展示される。
高さ8mになるガラスの灯台が展示されるのは六本木ヒルズアリーナ。イベントのアーティスティックディレクターに就任した美術家の日比野克彦さんが制作したもので、被災杉を炭にして火を灯すことにより、灯台から光が照らされる。
「灯台を囲み、灯台の火を見て、被災地に思いを寄せてほしい」と作品への思いを語る日比野さん。東日本大震災以降、東北で支援活動を続けており、今年2月に自ら陸前高田市に出向き、灯台の炭に使うため、津波による塩害杉を切り出した。
イベント会場は六本木ヒルズの他に国立新美術館や東京ミッドタウンなど。23日午前10時~24日午後6時まで。入場無料(但し、一部のプログラム及び美術館企画展は有料)。